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○ 今、鳩山首相に求められているのは説明責任! (普天間移設、なぜ現行案がだめなのか?)

10/03/09
○ 今、鳩山首相に求められているのは説明責任!
(普天間移設、なぜ現行案がだめなのか?)

普天間移設で、政府の腰が定まらない対応に、国民は不安であり、また候補地される地元は反対派と賛成派に分かれ仲間割れが起きている場所もあるという。

 今、鳩山首相に求められているのは、首相自身のお金の問題だけでなく、普天間基地移設に関しても説明責任だ!閣僚のバラバラ発言もそうだが、年が明けてから3ヶ月、どのようなプロセスで現状に至り、これからどうするのかよくわからない。

 憶測も含め、新聞・テレビ・ラジオ等のマスコミの一時情報が駆け巡り、それが国民に混乱と不安、そして政府対応をより難しくしているように思う。

まず説明すべきは、安保上の観点から在沖海兵隊の意義である。在日米軍基地は迷惑施設ではない。にもかかわらず、社民党への配慮からか、沖縄の負担軽減の議論はあっても安保上・抑止力の維持の議論・説明は乏しい。安保条約上、在日米軍基地は極東の平和と安定に資するものであることもあまり知られていない。


次の論点は、なぜ現行案がダメなのかである。現行案を採用せず、ゼロベースで検証する理由が不明確だ?昨年9月の政権交代から半年過ぎたが、政府から明確な説明がない。

 説明がなければ、自民党が米政府と合意した案だからダメだみたいな批判がでるのは当たり前だ。安全保障上の問題を党利党略、情緒的な理由で日本の国益を損ない、国民を混乱に陥れているとの謗りを受けてしまう。

 民主党は上記理由から現行案を受け入れることはできないが、米側が現行案がベストといっている以上、現段階で現行案を葬り去るわけにはいかない。対米配慮で現行案を含めゼロベースで検討といっているに過ぎないとの批判も出てしまう。

更には、現行案がダメな理由を明確にしなければ、現行案がダメでシュワブ陸上案がよい理由が不明確だ!国民・県民も納得しない。


次の論点として、なぜ県外・国外がダメなのか?県外・国外と主張してきたのは与党である。鳩山首相もできれば国外、少なくとも県外といって選挙を勝ち抜き、名護市民にも期待を持たせた。どこかを想定或いは当てがあったのか?説明がないから、選挙目当てとか批判が出てしまう。

実際に、これまで政府が国外・県外を真剣に検討した節が見当たらない。佐藤は、当然軍事的には沖縄が望ましいと思うが、選挙で県外・国外といった以上、責任政党としてまず、県外・国外移設を真剣に検討し、その状況を国民にとりわけ沖縄県民に説明しなければ、理解は得られない。沖縄の心を弄んだと批判が出るの当然だ!

 当然、いきなり県内移設案を突きつけられたら、沖縄県民は相当怒るだろう!説明がないまま、かつ県外・国外移設の検討がないまま、県内移設報道だけが流れる。それが、沖縄県議会や名護市議会が県内移設反対の意見書を全会一致で決議する状況を醸成してしまった。

 沖縄の鳩山政権への信頼は地に落ちた状況だ。沖縄41の首長全員が県内移設に反対で、沖縄の民主党県連も県外移設派だ。中央とねじれている。小沢幹事長が「これでは選挙にならない」ともらしたとの報道が出るのも頷ける。

 更には、沖縄以外で訓練移転の候補地にあがっている自治体も、政府から説明がないため、怒り心頭だ。頭の上を情報が飛び交っているため、首長は市民に説明ができない。静岡県の御殿場市長ら東富士演習場を抱える首長らは、政府対応を不満として、満足ある回答がもらえるまで今月末で切れる東富士演習場の使用協定協議を打ち切ることを明言した。状況によっては4月以降、自衛隊が演習場を使用できなくなる可能性すらある。

 次の論点は与野党協議だ、与党が与野党協議の場を持つ用意があるか不明だ。 協力を求める意志も見られない。国民からすると安全保障の問題だから野党の自民党も協力すべきとの意見もあろう。5日の予算委員会で総理と北沢防衛大臣同席のもと、佐藤から官房長官に対し、普天移設先決定に関し与野党協議を持ちかけたが、官房長官は明確に断った。

 他にも多くの論点はある。今、鳩山首相に求められるのは、説明責任だ。

 今後どのようなプロセスで、協議を進める予定なのかもわからないが、このままでは、国民と鳩山政権との信頼、日米の信頼関係もズタズタになり失う国益も多いだろう。

 信なくば立たず、原点に戻るべきだ!

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